参院選、候補擁立目指す 国民民主が奈良県組織を届け出
国民民主党の県連組織が今月中旬、政治団体として県選挙管理委員会に届け出たことが29日、分かった。来月中に県連結成を発表する予定で、代表は党幹事長の榛葉(しんば)賀津也参院議員=静岡県選挙区=が務める。今夏の参院選県選挙区にも候補者の擁立を目指す。同党は昨年10月に行われた衆院選の県内比例票で約2万2000票を獲得しており、日本共産党(約4万6000票)に次ぐ野党内で4位となっている。同党は立憲民主党を友党として、「対自民、非共産」という立ち位置で支持の拡大を目指す。
同党の関係者によると、今月18日、党県組織「国民民主党県総支部連合会」を県選管に届け出た。党県連の事務所は奈良市神殿町に構える。党の都道府県組織は29日時点で全国で30を超えるという。これまで本県は関西で唯一、地方組織がなかった。