社会
折り紙で「アサガオ」 明日香村に奈良文化高生、種入り袋細工贈呈
牽牛子塚古墳の復元整備完了を記念
飛鳥時代の女帝・斉明天皇の墓とされる明日香村越の牽牛子塚(けんごしづか)古墳(7世紀後半)の復元整備が完了したことを記念し、奈良文化高校(大和高田市、京兼純校長)の生徒と教員が、アサガオの種を詰めた袋細工を折り紙でつくり、15日、村に贈呈した。校章が同古墳から出土した飾り金具をモチーフにしていると知った生徒たちが企画したという。
同校は昭和40年設立の女子高。設立時、校章について検討していた関係者が、同古墳から出土した棺の飾り金具「七宝製亀甲形飾金具」(国重要文化財)を「女性の学章にふさわしい」と判断し、校章に採用したという縁がある。