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香りよし、味わいよし 奈良県酒造組合の23年度新酒研究会、蔵元21社が65点出品

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出品された新酒を審査する評価員=21日、大和高田市幸町の県産業会館

 奈良県酒造組合(北岡篤会長、27社)の2023年度県新酒研究会が21日、大和高田市幸町の県産業会館で開かれた。同組合の蔵元21社が4部門に計65点を出品。大阪国税局鑑定官、県産業振興総合センター研究員の評価員6人が審査した。

 

 県産酒の品質向上などを目的に毎年開催。評価は23酒造年度(23年7月~24年6月)醸造の吟醸酒、純米吟醸酒、純米酒、本醸造酒・普通酒の4部門で行われた。評価員は容器に入った各出品酒をスポイトでコップに取ると、香りや味などを慎重に確かめ5段階の点数を付けていった。

 

 評価員で大阪国税局鑑定官室の山根善治室長は「全般に適度な香り、きれいな味わいの非常に良いものが出品されていた。各社それぞれの個性も感じられた」と講評した。

 

 北岡会長は「各社とも清酒発祥の地の酒造りに頑張ってくれている。新年度は奈良県生まれの酒造好適米での醸造も予定している。『奈良酒』をさらにアピールしたい」と話した。

 

 個別の講評は同日午後、各出品者に伝えられた。

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