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5年ぶり伝統復活 新入生歓迎の「すき焼きパーティー」 - 奈良県大和高田市立高田商業高校

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すき焼きを囲み、笑顔を見せる新入生と上級生=15日、大和高田市材木町の市立高田商業高校

 奈良県大和高田市材木町の市立高田商業高校で15日、上級生が新入生を歓迎してすき焼きを振る舞う同校伝統の「すき焼きパーティー」が開かれた。コロナ禍で5年ぶりの復活。9日に入学したばかりの1年生200人は校庭に敷かれたブルーシートの上で七輪を囲み、上級生が作ったすき焼きを味わい、会話を弾ませた。

 

 「すき焼きパーティー」は、1960(昭和35)年に始まった。コロナ禍で2020年から開かれていなかった。

 

 この日、3年生は家庭科の授業で、白菜や白ネギ、シイタケ、牛肉などをカットして下準備。2、3年生の運動部80人余りがブルーシートや七輪を並べて準備し、午後3時から40グループに分かれて振る舞った。

 

 パーティーの冒頭、生徒会長の3年、河井隼太さん(17)は「たくさん先輩と話して、たくさん食べてください」とあいさつ。奈良新聞の取材に「1年生に楽しんでほしい」と、準備に込めた思いを話した。またアカペラ部、吹奏楽部、野球部は、歌や演奏、ダンスを披露し、パーティーを盛り上げた。

 

 1年生の柳岡壮太さん(15)は「おいしい。みんなと食べるのは楽しい」と白ご飯とともに頬張った。森田凛さん(同)は「先輩は話しやすいし、かわいい。自分が先輩になったら1年生にすき焼きを振る舞いたい」と話した。

 

 なお同校は、すき焼きパーティーを経験できなかった3月の卒業生、新3、2年生に向け、今回の行事に先立って、それぞれ2月29日と4月10、11日に開催している。

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