きょうは「パンの日」。1842年4月12日(旧暦)、軍用携帯食糧として江川太郎左衛門(韮山代官)が作った乾パンが、日本で初めて焼かれたパンといわれている。

　「人はパンのみに生きるにあらず」とは聖書の中にあるが、まずはパン(食糧)がなければ生きていけない。食べる力は生きる力である。

　食のバランスは重要。かつて「国民病」として恐れられたかっけが、今はほとんど消滅したのは、ビタミンB1不足が原因と分かったからだ。

　ビタミン摂取が大切と長年、ビタミンのサプリメントを愛用している。が、このほど衝撃的な出来事があった。小林製薬「紅こうじ」成分を使ったサプリメントの健康被害である。

　効果大とうたった各種サプリメントがはん濫している。「紅こうじ」の場合は極端な悪例と思いたいが、安易なサプリメントの摂取は控えるべきだろう。

　健康維持には減塩。高血圧、辛いもの好きなので、かかりつけ医から「ラーメン鉢の底の絵が見えるまで汁を飲み干してはいけない」と注意されている。欲望との闘いが日々続いている。(栄)