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いわゆる「二元代表制」の妙味がぎっしり…

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 いわゆる「二元代表制」の妙味がぎっしり詰まった、県議会の2月定例会だった。戦後の県議会で初めてという再議までも行われた。

 

 山下真知事と、知事野党で最大会派の「自由民主党・無所属の会」が激突。山下知事による初編成の新年度予算案は修正可決、二つの条例改正案は否決・廃案となった。

 

 条例改正案の一つは、五條市での大規模太陽光発電施設(メガソーラー)設置に関するもので、知事としては一歩前進という感触を得たかもしれない。

 

 問題はこれから。県の防災体制を検討して基本構想を練り直すことになり、理事者と議会が一体となった取り組みを期待したい。焦点は「大規模広域防災拠点」とは何か、だ。

 

 防災体制の整備はもちろん県民のためのものだ。だが改めて、「大規模広域」の意味や、県域を越えた取り組みをすることの意味を考えてほしい。

 

 山下知事は、なおメガソーラーに固執。こだわりの背景を勘繰りたくもなるというものだ。まずは県防災の基本構想作成に向けた幅広い論議から。県民も注目し、その推移をウオッチし続けていかねばならない。(北)

 

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