能登半島地震が発生した元日から2週間。…
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能登半島地震が発生した元日から2週間。今も安否不明者が残る中、死者は200人を超えなお増え続けており、関連死の報告も聞こえ始めた。
不自由な避難生活や環境の激変で体調を崩し亡くなってしまう災害関連死。人命救助には72時間の壁があるが関連死との闘いはこれからだ。
石川県が12日に集計、公表した資料によると「震災による死者数以外で、震災後に災害による負傷の悪化または身体的負担による疾病のため死亡したと思われる死者数」は計14人。
我慢や頑張りがリスクを高める危険も。救える命を救うため、県も2月末までをめどに交代で保健師を派遣、被災者の心身ケアに取り組む。
発生直後の初動対応から応急措置、そして復旧活動に向けた息の長い支援の継続。時間の経過とともに変化するニーズに合わせて、うまく被災地に寄り添っていければ良いのだが。
16年の熊本地震では270人を超えた死者のうち80%以上が関連死だったといわれる。インフルエンザ感染は減少に転じたが石川県でもコロナは増加傾向。県派遣保健師も体調に留意し活躍を期待する。(松)