注目記事山下県政 世論調査の全結果掲載

国原譜

いまだに被害の全容が把握されていない能…

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 いまだに被害の全容が把握されていない能登半島地震。被災地の人々が、強い気持ちでこの災害を乗り越えていかれるようにと願う。

 

 29年前の阪神大震災からだけ数えても、わが国における地震災害の多さに改めて驚く。数十年のうちに発生する確率が高いとされる南海トラフ地震も控えている。

 

 今回の地震で思ったのだが、知事の交代で白紙に戻った県の大規模広域防災拠点整備計画は、本当に不必要だろうか。そう思わせるのは能登地域の道路の寸断である。

 

 わが県は既に13年前の紀伊半島大水害で、道路の寸断が何をもたらすかを経験済み。能登の状況は、南海トラフ地震で紀伊半島でも再現されるのではと懸念させる。

 

 昨年暮れに下北山村の国道169号で発生した土砂崩れでは、長年の地震の影響も指摘されている。国道168号も、今回ほどの大地震が発生したらどうなるか。

 

 山下真知事は県内の道路整備に意欲的だ。それは大いに評価したい。だが、大地震が発生した際の紀伊半島地域の道路寸断を想定した対策は必要では。紀伊半島広域防災に再度目を向けてはどうか。(北)

 

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