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年が明けた。戦火が絶えなかった「卯(う…

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 年が明けた。戦火が絶えなかった「卯(う)年」から気分一新、平和が巡り来る「辰(たつ)年」に―と初日の出や初詣で祈った方も多かっただろう。

 

 それが元日の夕方、午後4時過ぎから激変。石川県北部で起きたマグニチュード(M)7・6の大きな地震は、北海道から九州まで、まさに日本列島全体を揺らした。正月どころではない、記憶にない過酷な年始となった。

 

 気象庁は、逆断層型とみられるこの地震を「令和6年能登半島地震」と名付けた。同県志賀町で震度7、約400キロ離れた奈良県内でも震度4を記録する場所があった。

 

 筆者は、録画したテレビ番組を見ながら年賀状を書いていたが、突然の激しい揺れに身構えた。その後、各局ともアナウンサーが「逃げて!」と津波襲来の危険性を叫び続けていた。

 

 発生がまだ日没前だったのは、避難する被災者の方々にとっては味方した。暗くなってからだと、予期せぬ二次被害の増加を招いたかもしれない。

 

 今はただ、迅速な救助・救援活動を見守るしかない。余震が収まり、一人でも多くの方の命が救われることを祈る。(恵)

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