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子どものころ、府県境の山道を車で走って…

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 子どものころ、府県境の山道を車で走っていて急に揺れ出したら「奈良県に入ったのが分かる」と教わったことがある。もう半世紀も前の話だ。

 

 当時、県内は隣接府県に比べ道が悪く、デコボコも多かった。ところが先日の会見で山下知事は認識として現在も似たような状況だと発言。

 

 肌感覚を重視する知事らしく客観的なデータはないとしながらも「県内の道路は必ずしも快適ではない」と指摘。集中的に整備を進めて「他府県並みぐらいにはしたい」と訴えた。

 

 劣化した道路の舗装を修繕、耐久性向上も図るほか、白線の補修やメリハリを付けた道沿いの草刈りなどに取り組み、快適性の向上を図る。

 

 社会インフラの維持、管理は終わりがない。地味な取り組みだが施策の新奇性をアピール、うまく予算を確保して効率的に継続していければ県道路の悪評も払拭できるに違いない。

 

 そして並行して求められるのが道路整備。県内の国道と県道を合わせた一般道は延長約2145キロ。ただ基準を満たした整備済み延長は約690キロで整備率は32%。全国最下位の汚名返上が重要課題だ。(松)

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