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国原譜

防災の日の1日は、1923年に発生した…

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 防災の日の1日は、1923年に発生した関東大震災から100年ということで、例年以上に震災に対する意識の高まりを見せた。

 

 神奈川県生まれの父親が、少年時代に体験したという話を聞いた。東京方面に黒煙が上がるのを目撃したという。100年ということで、メディアも特集を組んで報じた。

 

 大正生まれにとって、その後の満州事変に続き、日中戦争、太平洋戦争へと、長い軍隊生活を強いられたようだ。生還できたことは奇跡に近かったかもしれない。

 

 戦争の悲惨さとともに、自然災害の脅威は、関東大震災を知らなくとも、近年の阪神大震災や東日本大震災で、その恐ろしさを見聞きし体験した。

 

 今や数十年以内に必ず起きるといわれている南海トラフ巨大地震に対して、行政も市民も関心の高さをみせており、いざという時の備えが進められている。

 

 その時の司令塔が、県庁や市役所など自治体の拠点だ。近年、庁舎の新築が続いており、いざという時の本部となる。それだけに耐震が問題となっている橿原市が、本庁舎をどうするか、今度の市長選の大きな争点だ。(治)

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