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2016(平成28)年4月に発生した熊…

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 2016(平成28)年4月に発生した熊本地震から7年3カ月。一部区間(立野―中松間10.5キロ)で運休が続いていた第三セクター「南阿蘇鉄道」が、15日に全線開通した(16日付12面既報)。

 

 これにより地震で被災した主な交通インフラの復旧が完了。地域住民の足が復活したことは何より喜ばしい。記事にあった運転士さんの「地震前の日常が戻った」との言葉が胸に響く。30年ほど前に旅した土地だけに感慨深い。

 

 一方、九州・中国・東北と、大雨による道路・鉄道などの被害が続いている。山口県ではJR美祢(みね)線(厚狭―長門市間)が、鉄橋の橋脚などが流されるなどして不通になっている。

 

 同線は10(同22)年7月の「梅雨前線豪雨」で橋脚が流出、全線が不通になったが、11年9月に復旧した。

 

 今回、再び大雨による被害で、住民の足が奪われたことは無念としかいいようがない。

 

 4月21日に、地域公共交通の再編に向けた関連法が成立。地方鉄道の存廃が国主導で協議されることになった。「幹線」とはいえ、美祢線の存続については、厳しい展開も予想される。(恵)

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