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国原譜

梅雨明けの知らせはまだ来ないが、県内は…

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 梅雨明けの知らせはまだ来ないが、県内は連日、猛暑が続く。奈良地方気象台によると、奈良市は16日、最高気温35.5を観測し猛暑日に。きょう17日はさらに上昇し、36度の予報が出ている。

 

 危険な暑さの中、気を付けたいのが熱中症だ。県消防救急課によると、7月3〜9日の熱中症による救急搬送者数は71人で2週連続して今季最多を更新。5月1日以降の搬送累計は202人を数える。

 

 予防にはこまめな水分補給を心がけ、エアコンなどを積極的に使うことが大切。特に熱中症になりやすい高齢者や子どもは不要不急の外出を控えるべき。

 

 一方で、各地で梅雨前線による大雨被害が続いている。16日にも東北の秋田県や隣国の韓国から大きな人的被害のニュースが伝わる。

 

 予報では週半ばごろから太平洋高気圧の勢力が弱まり、県内は暑さがいったん落ち着くが再び梅雨空に戻りそう。前線の活発化により、局地的な強雨や雷雨の恐れもあるという。

 

 熱中症の予防にも大雨の被害防止にも、事前の備えが必要だといえる。そのためにも天気予報の重要度がますます高まっている。 (法)

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