特集奈良の鹿ニュース

国原譜

大阪府北部を震源とし、最大震度6弱を観…

関連ワード:

 大阪府北部を震源とし、最大震度6弱を観測した大阪府北部地震の発生から、18日で5年を迎えた。関連死を含めると6人が犠牲となり、約460人が負傷、6万1千軒以上の住宅が損傷するなどの被害があった。

 

 県内でも14年ぶりに大和郡山市などで震度5弱を観測。奈良市などで4人が過呼吸や腹痛を訴え、住宅22棟が一部損傷した。

 

 この地震では、大阪府高槻市の小学4年の女児ら2人が倒壊したブロック塀の下敷きとなり亡くなった。これをきっかけに、耐震性が低い危険なブロック塀の問題が注目された。

 

 学校などの公共施設では、危険なブロック塀の撤去や安全対策が進んだ。しかし、民間については高額な費用がネックとなり、対策はなかなか進まない。

 

 奈良市をはじめ全国の多く自治体が補助制度を設けているが、住民の関心は高いとは言えないという。が、個人の住宅でも、倒壊でけが人が出れば賠償を求められる可能性もある。

 

 今年に入ってからも、石川県能登地方など各地で大きな地震が相次ぐ。もし、自宅にブロック塀があれば、まず自治体に相談を。(法)

関連記事

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド