7月に豪州とニュージーランドで開幕する…
7月に豪州とニュージーランドで開幕するサッカーの女子ワールドカップ(W杯)の代表メンバーが発表された。ディフェンダーの一人に、上牧町出身の守屋都弥選手が選ばれた。
そこで生まれただけで地元出身などと呼ばれることがある。守屋選手は小学生の時期、地域のサッカークラブに所属していた。県出身と大声で言える。
現在は国内女子サッカーの最高峰、WEリーグの強豪のINAC神戸の主力選手。2022〜23シーズンはリーグのベストイレブンにも選出されていたので、代表入りを期待していた。
女子日本代表は、11年のW杯ドイツ大会優勝から数年間は国際大会で結果を残し、注目を集めた。ただ近年は成績が振るわず、人気も低迷気味だ。
今回の大会も楽観的な見方をする人は少ないかもしれない。だがドイツ大会も当初は、優勝はもちろん強豪を倒して勝ち進む「なでしこジャパン」の姿を想像した人はさほど多くなかったのでは。
守屋選手の名前は「みやび」と読む。県関連選手が代表にいると大会もぐっと身近になる。試合での活躍とこの名の広がりを願う。(智)