県医師会の安東範明会長が新型コロナウイルスの感染状況について、「第9波に入っているのでは」との見方を示したが、筆者も大波に飲み込まれていた。

　週明けからのどが痛く微熱が出てきた。ここ何年かは風邪をひいたことがないので、念のために病院でPCR検査をうけたところ陽性判定。5、6日間の自宅待機を余儀なくされている。

　いまのところ普通の風邪と変わらない軽症。しかし、外出してウイルスをまき散らすわけにはいかないし、突然に悪化する可能性もあるから用心が必要。

　独り暮らしで買い物にも行けないが、缶詰、レトルト、冷凍食品を大量に備蓄していたので助かった。災害対策用が思わぬところで役立った。

　体はあまりしんどくないのだが、楽しみにしていた10年ぶりの大学同窓会、入院中の母の面会などを次々にキャンセルしなければならないのが実に辛い。

　半面うれしいのは、感染を知った友人、知人からの「大丈夫か。治ったらメシ行こう」「食料を送ろうか」など励ましの電話、メール。「コロナなり　さらにしみじみ　ひとなさけ」。(栄)