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国原譜

トルコ南部を震源とする大地震(マグニチ…

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 トルコ南部を震源とする大地震(マグニチュード〈M〉7・8)は発生から6日目を迎え、死者数は2万1千人を超えた。

 

 世界保健機関(WHO)は、トルコ・シリア両国で最大2300万人が被災、という見方をしている。建物倒壊の恐れや寒さの中で、救出活動は難航しているようだ。

 

 地震の規模は、内陸部の地震としては最大級、1995年の阪神淡路大震災の10倍ほどのエネルギーというから想像もできない。ロシアのウクライナ侵攻に続き、多くの人命が奪われる事態になり、何もできない無力感にとらわれている。

 

 現地の映像を見ながら、少しでも支援の手を差し伸べたいと思うのは素朴な人情。奈良市、天理市、葛城市などで関係各所に募金箱が置かれる、といった支援活動も活発化しているが、押さえておくべきことがある。それはニセの団体に「善意」を奪われないことだ。

 

 過去の大規模災害時には、街頭募金などで支援を訴え、報道などで存在が明らかになると姿を消す怪しげな団体が現れた。

 

 せっかくの善意が無駄にならないように、くれぐれも注意してほしい。(恵)

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