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「世代間の差」というものは、そう簡単に…

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 「世代間の差」というものは、そう簡単に埋められるものではない。ものの考え方や価値観の違いなど、親子でも相当開きがあることを実感している。

 

 学校で使う教科書も、時代の流れと共に変化し、新しい要素や研究成果などが書き加えられていく。

 

 例えば「日本の最古の貨幣」は、「和同開珎(かいちん)から富本銭(ふほんせん)」に、「鎌倉幕府が開かれた」のは「1192年から1185年」に、といった具合に。85年の「守護・地頭の設置」が実質的な始動となり、「イイクニツクロウ」と覚えたのは昭和のお話になった。

 

 他にも「β(ベータ)カロチン」で覚えたものは、いつの間にか「―カロテン」になっているし、「リンス」は「コンディショナー」と言わねば伝わらないようだ。

 

 先日「タモリ倶楽部」というTVの深夜番組で、“小物楽器”の特集を見た。たいていの人が小学校などで触ったであろう「トライアングル、カスタネット、タンバリン」のプロ奏者の演奏を聴く回だった。

 

 そこで、タンバリンが最近では「タンブリン」と呼ぶことを知った。時代は変わる。(恵)

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