コロナ禍の沈静化で年中行事が復活、にぎ…
コロナ禍の沈静化で年中行事が復活、にぎわいが戻りつつある。そんな中で音楽祭の通年化案が浮上。再開にとどまらない積極策に注目したい。
2012年に始まったムジークフェストは連休明けの閑散期対策も兼ね初夏に開催。毎年10万人以上の来場者を得て、人気が定着してきた。
同催しも他の例に漏れず20年はコロナ対策で中止、昨年は無観客を強いられたが、10回目の今年は3年ぶりに来場者を迎え前年実績を踏まえた動画配信も実施、好評だったという。
報告によると来場者は3万6341人、動画視聴は1万3479回。コロナ前には及ばなかったが、オンライン活用は新たな成果となった。
今回、実行委員会に提案された年間を通じた四季開催、民間主催イベントの増加は、3密回避などウィズコロナ時代に適したスタイルで、全県的な波及効果の拡大も期待されそう。
開幕を告げるプレイベントは4月15日を想定。来春は知事選があり、通例なら4月前半に結果が出る。現職知事の進退表明はまだだが、そんな日程も意識した提案だったのか。これは余計な詮索に違いない。(松)