奈良マラソン2022の開催日程が決まった。コロナ禍の影響で一昨年は中止、昨年はフルのみだったが、今年は3年ぶりに10キロが帰ってくる。

　もちろん42.195キロを走破するフルマラソンが大会の花形。一方で奈良春日大仏マラソンにルーツを持つ10キロに親しみを感じる人も多い。

　発着点はフルと同じ奈良市のロートフィールド奈良。ただ東大寺や春日大社周辺を巡るコースは以前の大会の雰囲気を残しており、初冬の奈良公園を楽しみながら走ることも可能。

　また10キロは参加費に高校生料金の設定があることからも分かる通り、若いランナーが挑戦しやすい種目。記録や順位争いも見ごたえがある。

　1981年に始まった奈良春日大仏マラソンから数えるなら、10キロの開催は2度の中止を挟んで今年が40回目の節目になる。そんなことも思いながら昨日の実行委の決定を聞いた。

　日程は12月11日の1日だけで、定員はフル1万人と10キロ2千人。募集は7月下旬ごろの予定という。引き続き感染対策に配慮した開催になりそうだが、ポストコロナを見据えた大会になればと期待する。(松)