国原譜

800有余年の歴史からみれば二十数年前…

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 800有余年の歴史からみれば二十数年前なんて、つい最近だったと分かって安心した。現存する日本最古のすし店といわれる下市町の「つるべすし弥助」である。

 

 大阪の知人から「吉野方面へ旅行するので、おすすめグルメ店を教えて」と言われたものの、同方面は土地勘がなく困った。そこで、以前に訪れて好印象だった弥助を紹介したのだ。

 

 二十数年前である。もし店に変化があればと不安もあったが、き憂だったようだ。知人から「あの雰囲気に上品な味は素晴らしい」と感謝のメールが。

 

 弥助は人形浄瑠璃・歌舞伎「義経千本桜」の「すし屋の段」に登場する老舗。名前の由来は、かつて使っていたアユ押しずしの桶(おけ)の形が釣瓶(つるべ)に似ていたから。

 

 歌舞伎役者はもちろん、吉川英治、谷崎潤一郎ら文豪や有名人らが訪れている。老舗だからといって美味とは限らないが、弥助はグルメサイトの評価が高い。

 

 伝統行事は、「長年、変わらなく伝えるのが偉い」と言われるが、老舗の味も同じ。予約して弥助を再訪したいが、変わり果てたのは我が身のみだろう。(栄)

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