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国原譜

県内で発生した交通事故による今年の負傷…

 県内で発生した交通事故による今年の負傷者数が2千人を超えた。前年を150人程度上回るペースで推移しており、死者数も同2人多い14人。

 昨年はコロナ禍の外出自粛で人の往来が抑制されたこともあってか事故が大幅に減少。通年の負傷者は3441人で前年を17%も下回った。

 また死者は9人少ない25人にとどまり、県が令和2年度までの5年間を対象に策定した第10次県交通安全計画で抑止目標に掲げていた25人を最終年に無事、達成する結果となった。

 ただ今月開かれた県交通安全対策会議が承認した新計画が求める「令和7年度までに死者20人」への第一歩は、厳しいものとなりつつある。

 県警がまとめた本年度6月末までの事故状況によると、人身事故の件数は前年比約1割増。高齢者の死亡事故は減ったが、状況別では歩行者が亡くなるケースが増えているという。

 猛暑の中で再び感染拡大の様相を見せ始めた新型コロナウイルス。熱中症対策も含め注意しなければならない危険は多いが、交通安全は1丁目1番地。こんな時期だからこそ事故防止を改めて心したい。(松)

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