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国原譜

80歳を超えた老母がしょげている。同い…

 80歳を超えた老母がしょげている。同い年の義妹に脚が痛いと訴えたところ、「私なんか何年も前から痛い。老化なので付き合っていくしかない」と冷徹に言われたとか。

 女87・45歳、男81・41歳が日本人の平均寿命だが、健康寿命は七十数歳。まず足腰から衰えるそうだから、母と同様の人は多いに違いない。

 「毎日が母の日のようなもの」と、恩着せがましくずっと生活必需品の買い物を担当しているが、もし母が一人暮らしだと困り果てるのではないか。

 そんな折、某ネットスーパーの広告ちらしが目に入った。スマホやパソコンで注文すると、店舗から食料品などを家の前まで届けてくれるという。

 母に聞くと、出歩くのが難しくなった86歳の叔父は、ネットスーパーの愛用者らしい。最近はほかにも多種多様な宅配サービスが出てきているが、超高齢化社会を迎え需要はますます増えるのではないか。

 これで「脚が悪くても買い物には困らないだろう」と一安心したが、母はATMも扱えない機械音痴。まずスマホ・パソコン操作を教えなければならない。母の日は続く。(栄)

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