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国原譜

最近、ほとんど聞かれなくなった「エアチ…

 最近、ほとんど聞かれなくなった「エアチェック」。ラジオでAMより音質が優れるFM放送をカセットテープに録音して楽しむ。四、五十年前は全盛期だった。

 FM情報誌で番組の詳細を調べ、ラジオカセットで留守録音した。中学生時代、ステレオ録音ができる最新式を購入するのを友人間で競い合ったものだ。

 今や若者は音楽をスマホなどにダウンロードして楽しむ時代。FM情報誌も随分前に姿を消してしまい、音楽を提供するツールとしてのFMは衰退気味だ。

 しかし今、FM放送が復権してきている。地域密着、市民参加のコミュニティFMである。このほど、県内4番目のFM局として中和地域にFMヤマト(大和高田市)が誕生した。

 身近な生活情報とともにコミュニティFM放送に期待されるのが防災情報である。田原本町は町住民を対象としたFM局を公設民営で設置し、令和5年度の開局を目指すと発表した。

 災害の被害状況や避難場所などのきめ細かな情報を、リアルタイムで放送できるのはコミュティFMならではの強み。放送エリアはミニでも役割は大きい。(栄)

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