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国原譜

最低気温が氷点下となる「冬日」が奈良市…

 最低気温が氷点下となる「冬日」が奈良市で今季まだ観測されておらず、これまでで一番遅かった平成2年12月28日の記録を大幅に塗り替えた。

 奈良地方気象台の観測地点・奈良を見ると、通常12月上旬には0度を下回る日が現れ始めており、平年の冬日は52・9日と表示されている。

 ただ近年は冬日が減る傾向にあるようで、特に昨季の平成30~31年は観測期間こそ12月11日から3月9日にわたったものの日数は19日に急減。今季はさらに減ってしまう可能性も。

 これまで県内では夏の猛暑に関心が集まり、同気象台も奈良では最高気温の上昇の方が顕著だと解説していたが、様子が変わり始めたのか。

 もちろん県内でも寒さの厳しい地域は多いし、奈良市の最低気温だって1度未満の日が先月は3日、今月も2日観測されており、氷点下の冬日と大差ない冷え込みにはなっている。

 だからといって気候変化を軽視し、見過ごしてしまうのは危険。温暖化防止を目指すパリ協定も動き出した。暮らしや健康を守るには慣れが必要だが、徐々に進む猛暑や暖冬に敏感な姿勢も堅持したい。(松)

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