国原譜
大型の台風接近で、奈良市の高円山で予定…
大型の台風接近で、奈良市の高円山で予定されていた「大文字送り火」が中止になるなど、県内各地の行事にも影響が出ている。
紀伊半島大水害の時を思い出す。四国方面に上陸ということで、近畿直撃は免れたと安心していたが、十津川村をはじめ多数の死者、行方不明者を出す大災害となった。
その経験があるから、九州、四国方面に向かう台風でも、決して油断してはなるまい。近年の豪雨災害は、どこで起きてもおかしくないし、その恐ろしさを知っている。
ただ、きょうが令和初の「終戦記念日」であることを、忘れてはなるまい。「堪え難きを堪え、忍び難きを忍び」の昭和天皇による玉音放送で、戦争が終わった。
「平成の時代に戦争がなかった」ことの喜びと、上皇さまが退位の時に語られたように、平和であることの大切さを改めて心したい。
隣国との緊迫した関係が続いている。戦争体験者が少数になった。戦争をまったく知らない世代が、平成生まれや令和の若者に、戦争の悲惨さと平和の尊さをどう伝えていくか、考える日にしたい。(治)
紀伊半島大水害の時を思い出す。四国方面に上陸ということで、近畿直撃は免れたと安心していたが、十津川村をはじめ多数の死者、行方不明者を出す大災害となった。
その経験があるから、九州、四国方面に向かう台風でも、決して油断してはなるまい。近年の豪雨災害は、どこで起きてもおかしくないし、その恐ろしさを知っている。
ただ、きょうが令和初の「終戦記念日」であることを、忘れてはなるまい。「堪え難きを堪え、忍び難きを忍び」の昭和天皇による玉音放送で、戦争が終わった。
「平成の時代に戦争がなかった」ことの喜びと、上皇さまが退位の時に語られたように、平和であることの大切さを改めて心したい。
隣国との緊迫した関係が続いている。戦争体験者が少数になった。戦争をまったく知らない世代が、平成生まれや令和の若者に、戦争の悲惨さと平和の尊さをどう伝えていくか、考える日にしたい。(治)