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国原譜

議員の皆さんが怒るのも無理はない。奈良…

 議員の皆さんが怒るのも無理はない。奈良市の新斎苑(火葬場)整備で、先の3月議会で、事業の予算計上していたのに、説明がなかった。

 市民の誰もが関心があり、場所や規模を巡り何度も議論されてきた新斎苑問題なのに、仲川市長は所信表明演説のなかで、少しも触れなかった。

 「中身について問われたら答えた」としていたが、議員にしてみれば、分厚い予算書の細かいところまで目が届かなかったに違いない。隠蔽(いんぺい)と取られても仕方がない。

 地元自治会との約束で、老朽化している集会所の改築とため池や通路の改修費に6700万円が計上された。本紙の取材には答えているが、他の集会所との比較など議員も聞きたいだろう。

 3月議会は新年度予算を審議する最も大事な議会でもある。4年連続して原案が否決され、議員から提案された修正案が可決されたのは異常といえる。

 仲川市長も就任して10年になる。当初より議会との関係は良くなったように思う。隠していないのなら「隠蔽ではないか」などと批判されないようにするべきではないか。(治)

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