特集2024年春の高校野球奈良大会速報

国原譜

今月21日の知事選挙告示で幕を開けた統…

 今月21日の知事選挙告示で幕を開けた統一地方選。29日には県議選も告示となり、桜の見頃の時期に県内は選挙の色に濃く染まってゆく。

 ただ、過去の同じ選挙に比べて今回は静かな滑り出しのような感じがする。県議選が始まれば一気にボルテージが上がっていくはず、と思いたいがどうだろう。

 静かなスタートの背景を探れば、一つ浮かぶのは選挙前から政策論争が活発でなかった点。県の将来像を描く上で欠かせない政策の際立った違いが分かりにくかったことだ。

 そこがぼやけたままで選挙戦に突入したが、有権者が手に汗を握って見守るような政策論争が、残念ながらまだ耳に届いてはいないと言わざるを得ない。さらに熱い舌戦を、と期待。

 余計なお世話だが、声が大きければいいというものでないことは当然。大声での候補者名の連呼やキャッチフレーズの繰り返しが有権者のハートをつかむわけでもない。

 言うまでもなく、知事と県議は車の両輪として県政発展のために働く最重要メンバー。知力、体力、識見などを総動員して「政治家の言葉」の衝撃力を見せつけてほしい。(北)

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド