注目記事山下県政 世論調査の全結果掲載

国原譜

新年度予算を審議する県議会が開会したが…

 新年度予算を審議する県議会が開会したが、あと1カ月で知事選が告示され、続いて県議選も始まる。浮足立つことのないようにしてもらいたい。

 選挙を前にした骨格予算とのことだが、奈良市の国際会議場など、継続している大型事業があるため、一般会計は前年度に続き5000億円を超えた。

 来週から代表質問や一般質問があり、任期満了に伴う最後の出番ともなる。とくに勇退する議員の質問には注目したい。長い議員生活の総決算ともいうべき感慨の議会となろう。

 選挙は現職が優位といわれているが、毎回、有力現職が涙をのむ姿を見てきただけに、再び議場に帰れるとは限らない。日ごろの政治活動を、有権者は見ているからだ。

 それだけに無風選挙区は、できるだけない方がいい。投票という有権者の審判する機会が失われてしまう。とくに政権与党の自民党は、全選挙区に候補者を擁立する責任があろう。

 この4年間、県議団は分裂したままできた。このまま選挙戦に突入することになるが、いつまでも筋の通らぬ「自分党」であれば、見放されることになる。(治)

 

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