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国原譜

酷暑が去り、自転車に乗るのも気持ちのい…

 酷暑が去り、自転車に乗るのも気持ちのいい季節になった。ただ、自転車が加害者の事故が後を絶たない。

 携帯電話の画面を見ていたり、傘を差しての運転などは明らかに乗り手の責任が問われる。だが、自転車利用環境の未整備が要因の場合もあるのでは。

 サイクリング推奨コースでありながら歩行者と共有のような走路しかなかったり、路肩が荒れて歩道を通行せざるを得なかったり。自転車は車道通行が基本だが、法が交通環境に合っていない面が県内でも見られる。

 近年、空飛ぶ車やトラック、ドローンでの商品配送などの話題が盛んで、現実味も帯びてきた。政府も人を乗せた空飛ぶ車の実用化へ官民協議会を立ち上げている。

 当初は人工知能(AI)などの技術も駆使した自動運転での飛行が想定されている。飛行物体の事故が自転車の比でないことを思えば、安全面から当然のことだ。

 いずれは自由に空を行き交う時代がくるのだろう。ただし万一への不安払しょくに、空の交通整理や管理など実態に即した法と環境の整備は夢の追求と共に進め、後手を踏まぬよう願いたい。(智)

 

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