特集2024年春の高校野球奈良大会速報

国原譜

弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮だが…

 弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮だが、もし日本に落下してきたらと、国民の危機意識が高まっている。ただ不安をあおってはならないだろう。

 政府は全国瞬時警報システム(Jアラート)を通じて情報を発信し、堅固な建物や地下街への避難を呼びかけている。それで安全かといえば、保障もない。

 空襲を経験したことのあるお年寄りは、少数になった。少年の日に、近くの防空壕(ごう)跡で遊んだことがあるし、大人が冷蔵庫代わりに使っていたのを覚えている。

 そんな防空壕の復活を、真剣に考える事態にならないことを祈るばかりだ。平和に慣れきって、戦争は過去のものという意識が強い。平和の尊さを改めて教えられる。

 先日、ある会合でインド独立の父・ガンジーの話を聞くことができた。非暴力、非服従を信条とし、「理念無き政治」「人間性無き科学」などの七つの社会的罪を挙げている。

 その罪の大きさは語るまでもなく、まさにその通りだ。今の緊迫した国内や世界の情勢を見るにつけ、改めてガンジーの生きざま、思想を学ぶ時ではないか。(治)

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド