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国原譜

大型連休も終盤となった。連休中の「こど…

 大型連休も終盤となった。連休中の「こどもの日」は近畿地方は天候に恵まれ、県内各地でも子供たちの笑顔が見られた。

一方、経済的事情などから、親と一緒はもとより、十分な食事をとれない子供の存在も問題視されるようになっている。民間主導の対応策の一つが「こども食堂」だ。

 この食堂は、子供の居場所づくりとして安価、無料で食事を提供する場所。近隣の食堂がネットワークを形成し、運営面での課題を共有化して支援を仰ぐといった動きも、全国的に見られるようになっている。

 県内でも本紙既報の通り、斑鳩町を手始めに、数市で食堂が開設、運営されている。食材確保に対する支援の動きも出始めているようだ。

 誤解を恐れずに言うなら、生まれながらに平等でないことは、昔も今も変わらない。ただ、子供の数が減り続ける中で、将来への夢を描きづらいような経済、家庭面での負の連鎖はどこかで断ち切りたい。

 「独りやったら、うちで食べていき」と、声を掛けられた時代が懐かしい世の中。子供が温もりを感じられる場所の存続、拡大を願わずにいられない。(智)

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