奈良市は29日、職場で上司を棒で殴るなどし、軽いけがを負わせたとして、環境清美工場の男性係長(57)を停職1カ月とするなど職員2人の懲戒処分を発表した。

　男性係長は昨年12月30日の夜勤が明ける翌31日午前8半過ぎに、環境清美工場の内部で焼却灰が再三詰まるトラブルがあり、上司の課長補佐(57)が呼んでもすぐ来なかったことに立腹。木製の棒で両足を殴打したり、頭突きするなどの暴力を振るった。「必死で仕事をしていて、呼んでもすぐ来ないことに怒りがこみ上げた」などと話しているという。

　また保育総務課の女性看護師(55)は、病気休職中の昨年12月25日、奈良市内のスーパーで食料品7点(販売価格計1972円)を万引きし、停職6カ月とした。