3月12日に桜井で保存食の魅力に迫る食文化フォーラム
奈良県桜井市高家の「なら食と農の魅力創造国際大学校」付属セミナーハウスで12日、「奈良の食文化魅力発見フォーラム 保存食のヒミツとミリョク」(県主催)が開かれる。参加無料。定員100人(会場先着)。
県内各地に受け継がれている貴重な食文化。しかしながら近年、食生活の変化などで、衰退が危惧されている。奈良発祥で今も受け継がれる代表的な保存食「柿の葉寿司」「吉野本葛」「奈良漬」にスポットを当て、郷土食としての特色や歴史的背景、おいしさ、伝承など、その秘密と魅力に迫る。
当日は、総本家柿の葉ずし平宗(吉野町)の平井孝典社長、吉野本葛黒川本家(宇陀市)の黒川伸一社長、森奈良漬店(奈良市)の森麻理子社長と、浦西勉・元龍谷大学教授、寺岡伸悟・奈良女子大学大和・紀伊半島学研究所長が討論するほか、「奈良の食文化と保存食」をテーマに、的場輝佳・奈良女子大学名誉教授が基調講演する。
午後2時開演(同1時30分開場)。ウェブ参加も可。問い合わせは県豊かな食と農の振興課、電話0742(27)7401。