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初代・神武天皇を祭る奈良県の橿原神宮で紀元祭 - 建国記念の日

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御幣物をささげて内拝殿に向かう勅使(前から5人目)=11日、橿原市久米町の橿原神宮

世界平和や国家の繁栄を祈る

 

 建国記念の日の11日、初代天皇・神武天皇を祭る奈良県橿原市久米町の橿原神宮(久保田昌孝宮司)で紀元祭が行われ、世界平和や国家の繁栄を祈った。新型コロナが5類に移行後初の紀元祭で、2020年以来4年ぶりに参列の制限を解除。関係者や全国の崇敬者ら約3300人が参列した。

 

 久保田宮司が祝詞を上げ、天皇陛下の名代として勅使の宮内省掌典前田章利氏が祭文を奏した。神楽(かぐら)は建国の祖、神武天皇をたたえる明治天皇御製「橿原のとおつみおやの宮柱 たてそめしより国はうごかず」の扇舞。ソプラノ歌手の鶫(つぐみ)真衣さんが神前で君が代を独唱し、参列者は紀元節を合唱した。

 

 久保田宮司は「建国の理念を想起し、力を合わせ平和な社会実現と正義の精神の確立、道徳心を育てねばと存ずる次第です」とあいさつし、16年後の紀元2700年に向けた境内特別整備事業などで「親しみやすい境内環境に整えてまいりたい」と述べた。

 

 詩吟剣舞や居合などの神賑行事も行われ、境内に集う人々を楽しませた。奈良市の女性(37)は「生まれ育った国を大切にしたいと思います」と話した。

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