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奈良・桜井市の大神神社で「卜定祭」 三輪素麺、今年も「安値」

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「安値」と出た占いの結果を示す神職=5日、桜井市三輪の大神神社

 奈良県桜井市三輪の大神神社(井上卓朗宮司)で5日、今年1年の三輪素麺(そうめん)の卸値を占う「卜定祭(ぼくじょうさい)」が営まれ、2年連続で「安値」が示された。

 

 祭典には県三輪素麺工業協同組合(小西幸夫理事長)と県三輪素麺販売協議会(池田利一会長)の関係者約80人が参列した。

 

 神職が神前で「卜定の儀」を行い、「高値」「中値」「安値」と書かれた紙の中から「安値」を引き当てた。 占われた銘柄は「誉(ほまれ)」(18キロ入り)で、安値1万1800円を参考価格にして全国に出荷される。

 

 小西理事長(73)は占いの結果について「残念な気持ちだが、人手不足など厳しい時代に負けず、気を引き締めて頑張っていきたい」と話した。

 

 この後、素麺作りを振り付けにした「三輪素麺掛唄(かけうた)」と「三輪そうめん音頭」を奉納。例年は拝殿前だが、雨天のために拝殿内で三輪素麺掛唄保存会のメンバー約20人によって披露された。

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