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大阪万博へ駐日外交団、地方視察 奈良県の食と風土堪能 大神神社や喜多酒造など訪日客誘致へPR

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神職の案内で境内をめぐる駐日外交団による地方視察ツアー一行=30日、桜井市三輪の大神神社

 関西広域連合が外務省と共催する駐日外交団による地方視察ツアーの一行が30日、奈良県を訪問した。「ガストロノミーと歴史・文化を巡る関西」がテーマで、大神神社(桜井市)や喜多酒造(橿原市)、なら歴史芸術文化村(天理市)などを巡り、県内の風土や食の魅力を堪能した。また山下真知事主催の夕食会も開かれた。旅程は2日間で、きょう31日は堺市を訪れる。

 

 来年の大阪・関西万博に向けた海外観光プロモーションの一環。参加したのはエクアドル▷ギリシャ▷ヨルダン▷ペルー▷ルーマニア▷ルワンダ▷セネガル▷スロベニア▷スペイン▷アメリカ―の各国駐日大使ら計15人。

 

 午前中に訪れた桜井市三輪の大神神社では禰宜(ねぎ)の山田浩之広報室長らの出迎えを受け、境内を散策。案内した山田室長は「当社は日本最古の神社。文化や宗教が異なる外交団の皆さんにも、木々に覆われた独特の雰囲気を感じてもらえれば」と話した。

 

 一行は、県特産の三輪そうめんや大和地鶏を使った昼食を楽しんだ後、同市高家のなら食と農の魅力創造国際大学校(ナフィック)安倍校舎に移動。農業の6次産業化と農業に強い食の担い手を養成する同校の取り組みを聞くとともに、生徒が育てたイチゴの試食や調理実習を見学した。

 

 ヨルダンのリーナ・アンナーブ特命全権大使は、ナフィックの生徒を前に「若く希望に燃えた皆さんに出会えてうれしかった。日本の素晴らしい食文化とともに世界の料理も学び、頑張ってほしい」とエール。

 

 またギリシャのディミトリオス・カラミツォス・ジラス特命全権大使は「日本とギリシャはともに神話に満ちた国。奈良はとても素晴らしい地域。来年の万博を自国でPR、奈良も訪れるよう呼びかけたい」と笑顔で話した。

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