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道具が伝える暮らしの変化 天理参考館で企画展

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衣食住をテーマにした古今東西の暮らしの道具185点を展示する企画展=22日、天理市守目堂町の天理大学付属天理参考館

 奈良県天理市守目堂町の天理大学付属天理参考館で、第94回企画展「くらしの道具〜今昔モノがたり〜」が開かれている。江戸から現代まで、日本の衣食住の中で使われてきた道具を中心に、海外のものまで約185点を展示する。3月4日まで。

 

 米を炊く羽釜や鍋などの調理器具の展示は、室町の遺跡の出土品から昭和のものまで比較でき、時代を反映して変化を遂げてきた様子がよく分かる。また同時期に世界で使われていた道具と比べると、気候や環境によって地域ごとにそれぞれ特徴があって興味深い。

 

 ほかに今回の企画展に併せ、小学生向けの学習教材として活用できる「昔の道具と暮らし」オリジナルかるたを作成。館内特設の「昔の遊び体験」のコーナーで遊べるほか、同市教育委員会を通じて市内の小中学校9校に30セットを寄贈した。

 

 同館の幡鎌真理学芸員は「暮らしの中で使われてきた道具を観察することで、モノに込められた先人たちの知恵と工夫を感じ取ってもらえれば」と話す。

 

 午前9時30分から午後4時30分開場。入館料は大人500円、団体(20人以上)400円、小中高生300円。問い合わせは、同館、電話0743(63)8414。

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