橿原商工会議所(森本俊一会頭)の新年賀詞交歓会が10日、奈良県橿原市久米町の橿原神宮会館で開かれた。会員、来賓ら約150人が出席し、地域経済の一層の発展、飛躍を誓い合った。

　冒頭、能登半島地震の犠牲者を悼み、全員で黙とう。主催者を代表し、欠席の森本会頭に代わり佐藤進副会頭が「長期にわたる低迷から抜け出すには、物価高などに打ち勝つ成長力を取り戻せるかが鍵。地域経済の好循環を図るため国、県、市と連携して中小企業の活力強化支援、安定的な経済活動に向けた事業を展開したい」とあいさつした。

　続いて来賓の亀田忠彦・橿原市長が「辰(たつ)年に昇り竜のごとく地域経済が発展していくように、皆さんと連携していきたい」と祝辞。近隣の中川裕介・高取町長、森川裕一・明日香村長、森章浩・田原本町長のほか、地元の県議や市議、県選出国会議員関係者、諸団体・機関代表者らの来賓も祝意を示した。

　このあと橿原市議会の奥田英人議長の発声で乾杯。出席者は近況や今年の経済の見通しなどを語り合いながら交流した。