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「呉越同舟」利害一致か 奈良養護学校移転と国スポ陸上競技会場 課題打開へ県と市が連携協力

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 奈良県山下真知事と仲川元庸奈良市長が25日、県立奈良養護学校の移転建て替えと、国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会での同市鴻ノ池陸上競技場の施設利用で一致、共同記者会見に臨んだ。2017年の奈良市長選で両者は直接対決、このときは仲川市長が山下氏を退け3選を果たしたが、一昨年の新斎苑の用地取得を巡る住民訴訟では、山下氏が原告代理人を務めた住民訴訟団が被告・仲川市長に勝訴するなど「因縁の対決」を繰り返してきた。会見では両者異口同音に「バーター取引」の見方を否定したが、県、市それぞれが抱える課題に相互に歩み寄らなければ打開は見込めず、思惑が一致した「呉越同舟」との見方が濃厚だ。

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