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橿原市会、現議場の歴史に幕 市庁舎解体前 最後の本会議

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本庁舎解体により、現議場で最後となる本会議が開かれた=22日、橿原市八木町1の市議会

 奈良県橿原市議会は22日、市役所本庁舎の解体工事に伴い、現議場で最後の本会議を開いた。

 

 本庁舎は1961(昭和36)年に完成。市議会の議場や委員会室、議員控室などは4階にある。老朽化が進み現在の耐震基準を満たさないとして、本年度内に本庁舎の本館、西棟、西館の解体工事が始まる。

 

 解体工事により、市議会は同市小房町のかしはら万葉ホールへ一時避難することが決まっており、来年1月末までに引っ越しを終える予定。同3月の市議会定例会から同ホールで行われる。

 

 解体跡地で建て替える新庁舎は、市が庁舎機能と民間施設との複合施設にしたい方針を示し、今後、議会などの集約を含めた計画の策定を進める。

 

 この日の市議会12月定例会では、本年度一般会計補正予算案や市福祉センター「やわらぎの郷」の閉館に向けた条例廃止案など30議案を可決するなどした。

 

 閉会あいさつで、亀田忠彦市長は「多くの議論が交わされてきた場ともこれでお別れ。先輩方のたゆまぬ努力に感謝と敬意を表する」と述べ、60年以上にわたる議場の歴史の幕が閉じた。

 

 報道各社の取材に、奥田英人議長は「多くの先輩議員や理事者が市政繁栄に向け議論してきた場所。寂しい思いもあるが、一日でも早く新しい議場で議会が開かれることを願う」と話した。

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