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奈良県中和保健所が健康危機に備えた実践訓練 エボラ出血熱の患者を想定

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車いすアイソレーターで患者を移送=4日、県立医科大学付属病院

 奈良県中和保健所(橿原市常盤町、山田全啓所長)は4日、新型コロナウイルス感染症の流行経験を踏まえ、平時のうちから健康危機に備えた準備を計画的に進めるため、策定中の「健康危機対処計画(案)」に基づいた実践訓練を同保健所管内関係機関と実施した。

 

 医療機関などから88人が参加。今回は、済生会中和病院にエボラ出血熱の疑いがある患者が受診したと想定で行われた。連絡を受けた保健所に対策本部を設置し関係各所に連絡を行った。感染する可能性を考慮し患者を陰圧室で待機させ、そのあと県立医科大学付属病院へ感染を防ぐ「アイソレーター」を使用し移送させた。

 

 また、採取した検体をパトカーに乗せて県境まで搬送するなど本番さながらの実施訓練を行った。

 

 山田所長は「訓練で関係各所との情報共有や連携の確認をしっかり行いたい」と話した。

 

 今後は、実践訓練の効果の検証を行い、結果を同計画に反映させる。

 

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