「誰に何を伝えるか」明確に スマホ写真で集客、売上UP支援講座
カメラマンの石田さんが講師 「目を引く写真」のコツも
日本政策金融公庫奈良支店などは15日、奈良市三条大路1丁目の県コンベンションセンターで、「スマホでOK! 写真を使った集客UP&売上UP支援講座」を開いた。カメラマンで中小企業診断士の石田紀彦さんが講師を務めた。
県内で飲食店や美容院など生活衛生業を営む人など25人が参加した。石田さんは、売上・利益向上のためのコンサルティングなどを手掛ける「フォト・パートナーズ」(東京都)の代表を務める。
石田さんは、写真を撮る前に「『誰に何を伝えたいか』を明確にすることが重要」と指摘。目を引く写真を撮るコツとして、「アップで撮る」「背景を工夫する」「(色・高低・明暗で)ギャップをつくる」を挙げた。
料理写真には「『立体感』と『シズル感』(ツヤ・テリ)が必要」とし、「(被写体の正面から光が当たる)『順光』は立体感を感じられないため、料理がおいしくなさそうに感じる」とアドバイスした。
参加者がスマートフォンを使って「光の方向と質」による違いを実感するワークもあった。