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奈良の東大寺が拝観料200円値上げ 2024年4月から 小中高生の団体は現行据え置き

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来年4月からの拝観料値上げが発表された東大寺=22日、奈良市雑司町

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2018年以来6年ぶり

 

 東大寺(奈良市雑司町)は22日、大仏殿、法華堂、戒壇堂の香華料(入堂料)と東大寺ミュージアムの入館料の大人(中学生以上)料金を、来年4月1日から各200円ずつ引き上げると、発表した。同寺の料金改定は2018年以来6年ぶり。

 

 大仏殿、法華堂、戒壇堂、東大寺ミュージアムの各個人券を現行600円から800円に変更(障害者手帳所持者は400円)。小学生は現行300円から400円になる。大仏殿とミュージアムの共通券は現行の1000円から200円上がり1200円となる。

 

 30人以上の団体は、一般(大学生以上)700円に改定。心身障害者施設・養護学校等の団体については一般350円になる。両団体の小・中・高生は、修学旅行などを考慮し、未来への投資としていずれも現行のまま据え置く。 

 

【建物維持管理や防災、防犯の充実に】

 

 同寺によると、料金改定は伽藍(がらん)建物の維持管理や文化財の修理、東塔跡など旧境内の史跡整備事業、防災、防犯の充実、人件費の増大などにより、財政的な負担が大きくなってきたための措置。

 

 同寺は、コロナ禍前の2019年以前には年間300万人以上の拝観者を集めた県を代表する寺院。檀家がなく、香華料が収入の大きな割合を占める。

 

 しかし、コロナ禍で参拝者が減少し、積み立て運営資金の活用や、銀行からの借入などでしのいできたという。今後は、南大門の100年ぶりの屋根葺(ふ)き替え修理や二月堂の修繕など大きな修理事業も計画中で、最近の資材高騰による準備資金の確保も必要と判断したという。

 

 会見した橋村公英別当は「現在のままでは維持が難しい。皆さまに気持ちよく参拝していただく環境整備をして、未来へ継承をしていきたい」と理解を求めている。

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