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11月18日に里親啓発ミニシンポジウム 児童相談所初めて単独実施

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 実の親と離れて暮らす社会的養護の必要な子どもを家庭に迎える里親制度を周知しようと、「里親啓発ミニシンポジウム」(奈良市主催)が18日、奈良市右京1丁目の市北部会館3階市民文化ホールで開かれる。奈良県と合同で啓発活動を行ってきたが、昨年4月に児童相談所が開設され、今回初めて単独で実施する。

 

 同市に児童相談所が開設されて約1年半。一時保護に関して本年度は半年間で、昨年度1年間の84件を上回る勢いで増え、一時保護を受け入れられる施設の少なさも含め課題が見えてきた。

 

 そのなかで、さまざまな事情で実の親と離れて暮らす社会的養護の必要な子どもは、日本全体で約4万2000人ともいわれ、奈良市では現時点で約90人。同市にはその子どもを預かる児童養護施設や乳児院がないため、市内の里親家庭や、市外の施設で生活している。

 

 ただ、市内では里親世帯が少なく、今回、子どものための里親制度への理解を周知し、地域ぐるみで子育てする社会を、里親制度の説明や、養育里親の体験談などから考える。

 

 午前10時から。定員60人。参加無料。

 

 参加希望者は、参加者名と市町村名、電話番号を明記して、受付窓口の「里親支援機関児童家庭支援センターてんり」宛、ファクス0743(68)1721か、メールfoster-support@welfaretenri.comへ申し込む。当日参加も可能。

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