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奈良県内初、宇陀の病院で無痛MRI乳がん検診実施

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検査の簡便さを説明する古川主任(左)=宇陀市菟田野松井のグランソール奈良

 奈良県宇陀市菟田野松井のグランソール奈良(辻村貴弘院長)は、県内で初めて無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)を8月から行っている。

 

 日本人の9人に1人がかかり、35歳を超えると急速に罹(り)患率が上がる乳がん。高原太郎医師が2004年に発表した同法による検査は(1)乳房を挟まない(2)衣服を着たまま(3)日本人に多いデンスブレスト(高濃度乳房)でも検査でき精度が高い(4)豊胸術・乳房手術後も可能(5)MRI検査なので放射線被ばくがない(6)授乳期でも可能―というメリットがある。一般的なマンモグラフィ検査では、乳房を圧迫し強い痛みを女性に与えるため、検査が敬遠される傾向があった。

 

 同院DS事業部メディカルサポートチームの柏田初留香さんは「10月は(乳がん啓発の)ピンクリボン月間。ぜひ検診にお越しください」と、働く女性の検診を勧める。同院画像診断部の古川博章主任は「うつぶせになって検査を受けるだけなので、20分足らずで終わる」とその簡便さを話す。問い合わせは同院、電話0745(84)9333。

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