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奈良にスケートボードパーク開業 競技関係者ら待望施設の完成祝う

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初心者から競技者まで満足できるスケートボード専用パーク=24日、奈良市法蓮佐保山4のロートスケートボードパーク奈良

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 奈良市がロート奈良鴻ノ池パークで今年1月から工事を進めていた「ロートスケートボードパーク奈良」が完成した。24日には、同市法蓮佐保山4丁目の同施設でオープニングセレモニーが行われ、関係者らが待望の施設完成を祝った。

 

 若者に人気のスケートボード専用施設を設けることで、年齢を問わずスポーツが楽しめる拠点としての同パークエリアの機能を充実させる目的で開設。競技関係者の意見を反映させ、競技レベルや目的など別に四つのエリアを設定し、初心者から本格競技者までが楽しめ、満足できる内容に仕上げた。広さは約2040平方メートルで、整備費用は企業版ふるさと納税を含む約1億3800万円。

 

 セレモニーでは、同市の仲川元庸市長が「これまで市内には、若い世代が楽しめる施設が少なかった。世界で活躍する選手が集まり、競技のすそ野を広げる場所として存在感を発揮し、末永く愛される施設になれば」とあいさつ。関係者がテープカットをしてオープンを祝った。

 

 続いて、大和郡山市の中学2年生で来年のパリ五輪を目指す中島野々花さん(14)や、県出身のフリースタイル世界チャンピオンの山本勇さん(20)ら7人のスケーターが滑り初めのデモンストレーション。世界レベルの数々の技を披露した。中島さんは「これまで県外にしかなかった設備が備わった、新しい技を習得できる施設ができてうれしい。放課後にも通えるので、ここを拠点の一つにパリ五輪に向けて頑張りたい」と話した。

 

 セレモニー後に一般使用も始まり、奈良市の小学4年生、高垣梨心さん(10)は「自宅近くに練習場ができてうれしい。新しい技も覚えられそう」と笑顔を見せた。

 

 利用時間は午前9時から午後5時。10月末をめどに夜間照明を整備し、11月以降は午後9時までになる予定。水曜日と年末年始休。利用料は一般500円(土・日曜、祝日600円)、高校生以下250円(同300円)。

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