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子どもら輪になり元気に音頭 奈良の売太神社「阿礼祭」

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地元の子どもたちが4年ぶりに奉納した「阿礼さま音頭」=16日、大和郡山市稗田町の売太神社

 古事記の編さんに携わった稗田阿礼(ひえだのあれ)を顕彰する「阿礼祭」が16日、稗田阿礼を祭る奈良県大和郡山市稗田町の売太神社であり、地元の子どもたちによる「阿礼さま音頭」が4年ぶりに奉納された。

 

 浴衣姿に笠をかぶった25人ほどの子どもたちが拝殿前庭で輪をつくると、「阿礼さま音頭」「阿礼さま祭子どもの歌」を元気よく踊った。コロナ禍の影響で同音頭の奉納は4年ぶり。

 

 阿礼さま音頭は3回目の参加という小学3年生の林遥乃さん(8)は「4年ぶりに楽しく踊ることができた」、本村美琴さん(9)も「久しぶりに踊れてうれしかった」と話した。

 

 昨年、神前で3年ぶりに舞われた舞姫4人による「稗田の舞」が今年も奉納されたほか、市内の踊りグループ「延彌会」による「阿礼祭」「新郡山音頭」も披露された。コロナ禍を経て通常通りの開催がかない、境内は多くの人でにぎわった。

 

 阿礼祭は童話作家の故久留島武彦さんの提唱で1930(昭和5)年8月16日に始まり、今年で94回目。終戦の45(同20)年8月15日の翌日も休むことなく開かれてきたが、コロナ禍で規模を縮小していた。

 

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