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コスティック.(御所市)坂本貴則社長 「レーシングコックピット」オリジナルブランドを展開 SNSを積極活用 情報発信やニーズ把握 - トップに聞く(1)

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オリジナルブランド「STRASSE(ストラッセ)」のレーシングコックピットと坂本社長=御所市東寺田のコスティック.

 奈良県御所市東寺田に全国的に珍しい会社がある。プレイステーションの人気ゲームソフト「グランツーリスモ」などのレースゲームに使うハンドルコントローラーを取り付けるフレーム「レーシングコックピット」のオリジナルブランドを展開する「コスティック.」(坂本貴則社長)。同様の会社は県内には同社しかなく、レースゲームがeスポーツとして人気を集める中、販売を順調に伸ばしている。年内に海外に販路を拡大する計画だ。

 

 同社は2006年に同市出身の坂本社長(47)が創業。オリジナル商品の企画、デザイン、販売を手掛けている。

 

 レーシングコックピットは、ハンドルコントローラーやシート、モニター、アクセルなどを取り付けるフレーム。本物のレースカーのようなドライビングポジションが得られ、自宅で本格的なレース気分が味わえる。

 

 子どもとレースゲームで遊ぶためにレーシングコックピットを自作していた坂本社長は、6年ほど前に中国にある鉄の加工会社とつながりができたことをきっかけに、レーシングコックピットの事業化を思い付いた。

 

 レーシングコックピットのオリジナルブランド「STRASSE(ストラッセ)」を立ち上げ、現在、初級者から上級者向けまで、7種類を展開。開発に当たり、ユーザーの意見を積極的に取り入れ、他ブランドの不満点を一つ一つ解消すべく試行錯誤を重ねた。

 

 同社のレーシングコックピットは、ベースフレームの長さやハンドル位置、フットペダルの角度、シート位置などを自由に調整でき、自分だけのドライビングポジションを得られるのが特徴。シートにもこだわり、高級車メーカーが内装の素材として使用する生地を採用したセミバケットシートがセットになっている。

 

 坂本社長は「好みの体勢に合ったドライビングポジションにセットできることで、ハンドルコントローラーの操作性を最大限に引き出すことができる。レースへの没入感がより高まる」と話す。

 

 同社の一部のレーシングコックピットは、プレイステーションオフィシャルライセンスを取得している。パソコン向けレースゲームのハンドルコントローラーも取り付けられる。

 

 坂本社長は事業展開にSNSを多用。自社の情報発信に加え、ユーザーのニーズ把握にも活用している。SNSに寄せられる意見を参考に、レーシングコックピットをカスタマイズするオプションパーツの数を増やしてきた。

 

 グランツーリスモなどのレースゲームがeスポーツとしての地位を確立するのに伴い、レーシングコックピット事業は同社の主力事業に成長した。今年中に米国や東南アジアに販路を拡大する計画だ。

 

 グランツーリスモは国体の文化プログラム「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」の競技タイトルに採用されており、坂本社長は県代表として活躍する選手の育成にも力を入れている。F1ドライバーを目指すジュニアカテゴリー選手のサポートも行う。

 

 同社はほかに、インテリア雑貨やファッション雑貨などの事業も手掛けている。坂本社長は「今後も自分たちがワクワク、ドキドキする商品を提供していきたい」と語る。自分たちの好奇心に従った柔軟な事業展開が、同社の成長につながっているといえそうだ。

 

 同社のレーシングコックピットは2万2千円(税込み)から。同社のホームページで購入できる。(加藤浩司)

 

 

 

【メモ】

コスティック.

奈良県御所市東寺田185-1

HP:https://www.costick.co.jp/

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