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女性のチャレンジ賞 「無戸籍の人を支援する会」に ソロプチ奈良が推薦

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賞状を国際ソロプチミスト奈良の会員に披露するNPO法人「無戸籍の人を支援する会」の市川真由美代表(右)と同奈良の佐藤明子会長=21日、奈良市高畑町の奈良ホテル

 女性の奉仕団体「国際ソロプチミスト奈良」(佐藤明子会長)の推薦で、奈良市のNPO法人「無戸籍の人を支援する会」が、内閣府の2023年度「女性のチャレンジ賞」を受賞した。同会の市川真由美代表理事が21日、同市高畑町の奈良ホテルで開かれた同奈良の例会に出席し、会員に受賞を報告した。

 

 同賞は社会課題解決への挑戦を通じて男女共同参画に貢献した女性や団体に贈られる。市川代表は戸籍がなく困難な状況にある人の住民票やマイナンバー、戸籍の取得を手助けする活動をほぼ独りでしている。7年前、自身が市内で経営する会社のアルバイト従業員に戸籍がないことが分かり、取得を支援したのがきっかけだった。

 

 例会で市川代表は、6月に宇都宮市内で行われた表彰式で担当大臣から贈られた賞状を会員に披露し、「推薦していただいたことで、世の中に『無戸籍』という言葉を投げかけることができ、素敵な賞を頂くことができた」と謝辞を述べた。1人の支援に2、3年かかるという活動内容なども説明し、「救える命に限りはあるが、1人でもという思いで、相談者に寄り添うだけでなく、伴走者として支援を続けてきた」と話した。また無戸籍者が生まれる原因とその背景を説明し、「普段話をしている人やその周囲にもいるかもしれない。無戸籍という言葉を世に広げてもらうことでいくつかの命が助かるかもしれない」と関心の広がりを訴えた。

 

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